今日は営業の「質」の話です。
私が営業マンとして売れていない時代、お客様との商談を「仕事」と
割り切ってました。
「仕事」なので出来る限りはやく(商談を)切り上げたい
「仕事」なのでウチの製品が売れればいいので、それ以外はどうでもいい
「仕事」なので決定権者(大体社長)以外の会話は上の空
文字にしてみるとなんてヒドい奴だって感じですね・・・orz。
でもこれが当時の私の姿というか営業スタイルであったことは事実です。
で、売れてなかったわけです。
そんな私がスタイルを改めることになったキッカケが
当時の先輩社員から次のような指導です。
「大川な、営業ってのは恋愛と一緒やで。
気に入った娘(見込先企業)に自分(自社)がどれだけ
イイ男(商品&営業マン)かをアピールせなアカン。
けどアピールする前に恋愛ならしてることがあるやろ?」
※大阪に転勤していたため、この先輩は関西の方でした。
・・・・・そうなんです。
私がやっていたことは通り一辺倒の自分PRばかり。
恋愛ではこんなことしませんよね?
好きになった人がどんな趣味だったりライフワークを送っているのかを
知りたくなり聴くのが当然ですよね?
趣味とか好きなスポーツとかをふまえた上で自分をPRするはずです。
しかし営業だとやっていなかった。(やろうとしていなかった。)
ここからはお客様のことを『知る』姿勢とテクニックを磨きまくりました。
そうするとお客様が何かとお困りになられた際にお声掛け頂けるように
なりました。
これにより提案の機会が増えたことが言うまでもなく、
また、お客様を紹介してもらえる機会までも増えました。
以来、お客様は「恋人」であり「友」として接するのが私のスタンス
となりました。
【質問】お客様のこと、どこまで知っていますか?知ろうとしてますか?
スタンスを変えてからは営業が「仕事」ではなくなり「友達・恋人作り」
になったため、大変とかシンドイといった負の感情は徐々になくなって
いきました。が、商談時間が長くなり、量をこなせなくなったのは
ちょっと困った点でした(^^;)